Red Hat Enterprise Linux 8.5に変更

自宅PCをScientific LinuxからRed Hat Enterprise Linux 8.5に変更しました。
年末年末に終わらせるつもりでしたが、思いの外時間がかかりました。
概ね移行できたものの、セキュリティが強化されている関係からか、一部CGI(Common Gateway Interface)の動作が上手くいかないものがありますので、レイアウトが一部崩れていますがご容赦ください。

USBサウンドカードについて

最近マイクを使う機会が増えたことからUSBサウンドカードを購入しました。
自分の環境ではsnd-hda-intelドライバを使うとクラッシュすることから、snd-hda-intelドライバを使わないUSBサウンドカードが必要だったためです。ただ中には相性が悪い物もあり、結局3種類のサウンドカードを買う羽目になりましたので、参考までに載せておきます。
OS:Scientific Linux release 7.8 (Nitrogen)
1.Sound Blaster Play! 3
良い点
・USBポートに指すだけで入出力共に使える。
悪い点
・ホワイトノイズが若干気になる。
・しばしば突然切断される。
特にweb会議で使っていると一度切断されると再認識されるまで30秒程度無音となる。またオーディオデバイスをアプリケーションに再認識させる必要が有るため、使いづらいです。
2.Sound BlasterX G6
良い点
・イヤホンに繋いどときの音質が良い。(ホワイトノイズが気にならない)
悪い点
・マイクが使えない
デバイスとしては認識しているものの、マイク入力が出来ない。macbookでも試したものの同様にマイク入力が出来ない。パススルーさせて仮想化したWindows10に認識させたところマイク入力出来たため、マイクを使うのであればWindows環境に限定されるのではないかと思われます。
3.Sound BlasterX G1
良い点
・USBポートに指すだけで入出力共に使える。
・Sound Blaster Play! 3 よりもホワイトノイズが小さい
悪い点
・Sound BlasterX G6の方が音質が良い
以上のことから自分はSound BlasterX G1を現在使っています。
また、2番目のSound BlasterX G6は1万円超しますが。Windowsでの使用を想定した多機能化しているためか、LinuxとmacOSではマイクを使えませんでした。相性問題は使う機器の値段が高ければ良いというものでもないですね。
また、音質については個々人によって感じ方が異なりますので、あくまで参考となってしまいます。ある通販サイトのレビューでは3番目のSound BlasterX G1のホワイトノイズに我慢できず、直ぐに使うのを辞めた人もいるようです。
今はLinuxもデフォルトで様々な機器が動くようになってきていますが、未だに世の主流はWindowsであり。汎用性が高いと思っていたオーディオ機器ですら、使えないこともあるというのがよく分かりました。

クイックフォーマットを行ったWindows領域の復旧

virt-managerを用いたWindows10の環境にVirtualBoxを載せて遊んでいたところ、再起動に伴いVirtualBoxから読み出した物理ディスクのアドレスが変わってしまい、WindowsがインストールされたHDDを誤ってクイックフォーマットしてしまったので、復旧についてメモとして遺します。
クイックフォーマットはブートセクタに保存されたパーティション領域の設定情報を書き換えるため、個別のパーティションのデータが残っていることが多いそうです。ここでファイルを上書きしないように注意が必要です。
パーティションの復旧はホストのLinux上で「TestDisk」を用いて行いました。
TestDiskの使い方については、以下のサイトが参考になりました。
情報源: TestDiskの使い方 – パーティションの修復方法 | データ復旧大図鑑 – 自分で解決!ファイル復元
作業が終了したらディスク情報を確認し、各パーティションが復旧されていることを確認します。この段階ではブートローダーのWindowsの読み込みの設定が壊れているので、Windowsのインストールディスクを用いて、システムの復旧からコマンドプロンプトを立ち上げ、以下の2つのコマンドを入力します。
「bootrec /Rebuildbcd 」
「bootrec /fixboot」
その後スタートアップ修復を何回か(自分の場合は5回)行なえば、Windowsが起動しました。
こちらについては、以下のサイトが参考になりました。
情報源: UEFI/GPTインストールしたWindowsの「ブート領域」の復旧方法 – ぼくんちのTV 別館
しかし比較的簡単な作業ではあるものの、大体復旧させるのに3時間くらい掛りましたので、パソコンの障害は無いに越したことはないですね。

Web archiveについて

昔閲覧していたブログが、いつの間にか消えていたなんてことは良くありますが、ウェブページをアーカイブしているサイトがあります。
有名どころだと以下でしょうか。
Internet Archive
日本の国会図書館も集めているみたいですね。
国立国会図書館インターネット資料収集保存事業
因みにこのサイトも登録されているか確認したのですが、Internet Archiveには何回か登録されていたものの、国会図書館の方には登録されていませんでした。
また、登録時点のデータが残るため、昔のレイアウトが残っていて懐かしくもありますが、修正したものが直っていなかったりするので、注意が必要ですね。

RD-RX560-E4GB/OCを用いたGPUパススルーについて

さて昨日パソコンを更新した旨投稿しましたが、グラフィックボードの更新に伴い、設定が変わりましたのでここに記載します。
ブラックリストを修正
vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf
以下記載
blacklist drm
blacklist amdgpu
blacklist chash
blacklist gpu_sched
blacklist ttm
blacklist i2c_algo_bit
blacklist drm_kms_helper
blacklist snd-hda-intel
この他は以前の投稿(Virtual Machine Manager(VMM) でのグラフィックボードのパススルーについて)をご参考ください。
なおVMMの設定はRadeon R5 230から自動的に更新されましたが、新に追加する場合は以下のデバイス名の物を追加してください。
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Baffin [Radeon RX 460/560D / Pro 450/455/460/560]
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI]
主な変更点としてはドライバの名称がradeonからamdgpuに変わったところでしょうか。
なお、snd-hda-intelについてブラックリストに入れるとホストのサウンドが使えなくなりますが、ブラックリストに入れないと、時々ゲストをシャットダウンした際にホストを巻き込んで落ちますので、記載して置いた方が良いでしょう。
因みに当初グラフィックボードは、ROG-STRIX-RX590-8G-GAMINGを用意していたのですが、自分の環境下ではホストの起動すら出来なかったので、RD-RX560-E4GB/OCを使うことにしました。
ホストOSの問題か自分特有の環境かは分かりませんが、一応事例として紹介しておきます。

パソコンの更新について

以下のパーツを用いてパソコンの更新を行いました。
CPU:Core i9-9900K BOX BX80684I99900K
CPUクーラー:AXP-100FullCopper(FANはTY-143に換装)
M/B:ROG MAXIMUS XI FORMULA
DRAM:CMK32GX4M2A2666C16(×2 計64GB)
dGPU:RD-RX560-E4GB/OC
PSU:SSR-850FX
因みに、HDDは従来使っていたものを差し込んだところ、特にOSの再インストールを行う必要はありませんでした。
ただ、元々Scientific Linux release 7.2を使っていたのですが、FORMULAのbios設定がデフォルトだとkernel panicになります。TBT(Intel Turbo Boost Technology)と無線(wifi、bluetooth)の設定を無効にすることで、起動することが出来ました。また起動した後に、yum-conf-sl7xを用いて7.5にアップグレードし、システムのアップデートをかけたところ、TBTと無線を有効にしても起動ができるようになりました。
z390チップセットを搭載したM/Bにおいて、CentOS 7がkernel panicのため、インストールできないとの話もありますので、ご参考になれば幸いです。
なお、発熱が話題のi9-9900Kですが、OC無しの上記環境では、大体50℃前後で推移しています。

Virtual Machine Manager(VMM) でのグラフィックボードのパススルーについて

現在KVMでWindows7を仮想化して使っていますが、管理ツールとしてVirtual Machine Manager(VMM)を使っています。
ただ通常の設定ではグラフィックが弱くAeroが使えないので、グラフィックボードをパススルーして使いました。
使ったグラフィックボード:Radeon R5 230
ホストOS:Scientific Linux7.2
以下手順
1. /etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist drm
blacklist radeon
blacklist snd-hda-intel(2018/12/1追記)
2. VMMの設定としてハードウェアの追加から以下の2つを追加
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos [Radeon HD 6450/7450/8450 / R5 230 OEM]
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos HDMI Audio [Radeon HD 6400 Series]
3. 起動
グラフィックドライバは排他的になる様で、VMM上の画面が止まった段階でグラフィックボードに処理が投げられている。
その他
事前にIOMMUを有効化しておく
パススルーの設定をする前に、グラフィックボードのドライバーをゲストOSにインストールしておく。
blacklist.confの追記はグラフィックボードがホストOS側で使われないように、カーネルモジュールをロードしないようにするために行うため、lspciコマンドで関連するドライバを探しリストに追記するが、snd-hda-intelを追記するとホストOSで音が出なくなる。
パフォーマンスはこうなりました。
パフォーマンス
ところでこの設定は1年程度前に行ったもので所々うろ覚えとなっています。
そのうちホームページで備忘録として公開しようと思っていたのですが、取り掛かるまで結構時間がかかりました。
2016年7月24日追記
ゲストにWindows10を入れたところ、別途グラフィックボードのドライバーをインストールすることなくグラフィックカードが認識されました。
2018年12月2日追記
/etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist snd-hda-intel
これを入れないと時々ゲストのシャットダウン時にホストがクラッシュします。

公開鍵認証を用いたSSH接続におけるパーミッションについて

公開鍵認証を用いてSSH接続しようとするとPermission deniedとなってしまいましたが、以下のようにパーミッションの変更をすることでうまくいきました。
/home/user/.ssh/  700
/home/user/.ssh/authorized_keys  600
因みにConnectBotを用いてスマートフォンから接続する様に設定しましたが、中々使い時が有りませんね。

Twitterにサイバー攻撃

Twitterブログ: より安全にご利用いただくために.
さて公式ブログの発表が有るようにTwitterに大規模なセキュリティ攻撃があったようです。情報が流出した該当ユーザーには、新規パスワード設定の為のメールが送られているそうです。また先月から言われていましたがブラウザのJavaについても触れられていますね。本来なら無効にするのが望ましいですが、未だ相当数のサイトでJavaの実行を求められることも有ります。使い続ける人はお気を付け下さい。

SkypeとWindows Live Messengerの統合

Skypeへ統合:Microsoftの「Messenger」、3月15日でサービス終了 – @IT.
さて昨年MicrosoftがSkypeを買収しMessengerとの統合をするという話ですが、遂にMessengerのサービス終了日時も決まったようですね。私は既に統合を完了しているためか案内のメールは来ませんでしたが、移行を求められるユーザーは注意が必要ですね。因みにLiveアカウントでSkypeにログオンすると表示されるSkype名がメールアドレスになります。先にSkypeアカウントを作ってそこに統合という形にするとSkype名が自由に選べるので、気になる人はその方法を用いると良いでしょう。