RD-RX560-E4GB/OCを用いたGPUパススルーについて

さて昨日パソコンを更新した旨投稿しましたが、グラフィックボードの更新に伴い、設定が変わりましたのでここに記載します。
ブラックリストを修正
vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf
以下記載
blacklist drm
blacklist amdgpu
blacklist chash
blacklist gpu_sched
blacklist ttm
blacklist i2c_algo_bit
blacklist drm_kms_helper
blacklist snd-hda-intel
この他は以前の投稿(Virtual Machine Manager(VMM) でのグラフィックボードのパススルーについて)をご参考ください。
なおVMMの設定はRadeon R5 230から自動的に更新されましたが、新に追加する場合は以下のデバイス名の物を追加してください。
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Baffin [Radeon RX 460/560D / Pro 450/455/460/560]
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI]
主な変更点としてはドライバの名称がradeonからamdgpuに変わったところでしょうか。
なお、snd-hda-intelについてブラックリストに入れるとホストのサウンドが使えなくなりますが、ブラックリストに入れないと、時々ゲストをシャットダウンした際にホストを巻き込んで落ちますので、記載して置いた方が良いでしょう。
因みに当初グラフィックボードは、ROG-STRIX-RX590-8G-GAMINGを用意していたのですが、自分の環境下ではホストの起動すら出来なかったので、RD-RX560-E4GB/OCを使うことにしました。
ホストOSの問題か自分特有の環境かは分かりませんが、一応事例として紹介しておきます。

パソコンの更新について

以下のパーツを用いてパソコンの更新を行いました。
CPU:Core i9-9900K BOX BX80684I99900K
CPUクーラー:AXP-100FullCopper(FANはTY-143に換装)
M/B:ROG MAXIMUS XI FORMULA
DRAM:CMK32GX4M2A2666C16(×2 計64GB)
dGPU:RD-RX560-E4GB/OC
PSU:SSR-850FX
因みに、HDDは従来使っていたものを差し込んだところ、特にOSの再インストールを行う必要はありませんでした。
ただ、元々Scientific Linux release 7.2を使っていたのですが、FORMULAのbios設定がデフォルトだとkernel panicになります。TBT(Intel Turbo Boost Technology)と無線(wifi、bluetooth)の設定を無効にすることで、起動することが出来ました。また起動した後に、yum-conf-sl7xを用いて7.5にアップグレードし、システムのアップデートをかけたところ、TBTと無線を有効にしても起動ができるようになりました。
z390チップセットを搭載したM/Bにおいて、CentOS 7がkernel panicのため、インストールできないとの話もありますので、ご参考になれば幸いです。
なお、発熱が話題のi9-9900Kですが、OC無しの上記環境では、大体50℃前後で推移しています。

Virtual Machine Manager(VMM) でのグラフィックボードのパススルーについて

現在KVMでWindows7を仮想化して使っていますが、管理ツールとしてVirtual Machine Manager(VMM)を使っています。
ただ通常の設定ではグラフィックが弱くAeroが使えないので、グラフィックボードをパススルーして使いました。
使ったグラフィックボード:Radeon R5 230
ホストOS:Scientific Linux7.2
以下手順
1. /etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist drm
blacklist radeon
blacklist snd-hda-intel(2018/12/1追記)
2. VMMの設定としてハードウェアの追加から以下の2つを追加
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos [Radeon HD 6450/7450/8450 / R5 230 OEM]
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos HDMI Audio [Radeon HD 6400 Series]
3. 起動
グラフィックドライバは排他的になる様で、VMM上の画面が止まった段階でグラフィックボードに処理が投げられている。
その他
事前にIOMMUを有効化しておく
パススルーの設定をする前に、グラフィックボードのドライバーをゲストOSにインストールしておく。
blacklist.confの追記はグラフィックボードがホストOS側で使われないように、カーネルモジュールをロードしないようにするために行うため、lspciコマンドで関連するドライバを探しリストに追記するが、snd-hda-intelを追記するとホストOSで音が出なくなる。
パフォーマンスはこうなりました。
パフォーマンス
ところでこの設定は1年程度前に行ったもので所々うろ覚えとなっています。
そのうちホームページで備忘録として公開しようと思っていたのですが、取り掛かるまで結構時間がかかりました。
2016年7月24日追記
ゲストにWindows10を入れたところ、別途グラフィックボードのドライバーをインストールすることなくグラフィックカードが認識されました。
2018年12月2日追記
/etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist snd-hda-intel
これを入れないと時々ゲストのシャットダウン時にホストがクラッシュします。

公開鍵認証を用いたSSH接続におけるパーミッションについて

公開鍵認証を用いてSSH接続しようとするとPermission deniedとなってしまいましたが、以下のようにパーミッションの変更をすることでうまくいきました。
/home/user/.ssh/  700
/home/user/.ssh/authorized_keys  600
因みにConnectBotを用いてスマートフォンから接続する様に設定しましたが、中々使い時が有りませんね。

Twitterにサイバー攻撃

Twitterブログ: より安全にご利用いただくために.
さて公式ブログの発表が有るようにTwitterに大規模なセキュリティ攻撃があったようです。情報が流出した該当ユーザーには、新規パスワード設定の為のメールが送られているそうです。また先月から言われていましたがブラウザのJavaについても触れられていますね。本来なら無効にするのが望ましいですが、未だ相当数のサイトでJavaの実行を求められることも有ります。使い続ける人はお気を付け下さい。

SkypeとWindows Live Messengerの統合

Skypeへ統合:Microsoftの「Messenger」、3月15日でサービス終了 – @IT.
さて昨年MicrosoftがSkypeを買収しMessengerとの統合をするという話ですが、遂にMessengerのサービス終了日時も決まったようですね。私は既に統合を完了しているためか案内のメールは来ませんでしたが、移行を求められるユーザーは注意が必要ですね。因みにLiveアカウントでSkypeにログオンすると表示されるSkype名がメールアドレスになります。先にSkypeアカウントを作ってそこに統合という形にするとSkype名が自由に選べるので、気になる人はその方法を用いると良いでしょう。

amazonaws.comからのアクセス

さて暫く前からamazonaws.comから変なアクセスを受けていたので調べてみました。どうやらアマゾン ウェブ サービスの利用者が、クラウドで攻撃用のサーバーを立ち上げている様ですね。以前はサクラのクラウドからの攻撃がありましたが最近は見なくなりました。やはりAmazonは強いですね。

Googleがtwitpic.comを攻撃サイトとして認定

どちらの不具合かは分かりませんが、現在そうなっています。
Screenshot
download (2)

Twitterを利用している人で写真の添付にTwitpicを利用している人も少なくないと思いますので、今回のこのトラブルによりTwitterが使えない人もそれなりに出てくるでしょう。年末年始という一年で最も盛り上がるであろう時期にこの不具合はなんとも残念ですが、早めの復旧に期待したいですね。
追記・・・Googleを通さなければ良いので、Internet Explorerでは閲覧出来ます。(不具合の原因が分からない以上、迂闊なアクセスは避けるべきかもしれませんが。)
twitpic
どうやらブロックは解除された様ですね。

仮想マシンで拡散するマルウェア

シマンテック、仮想マシンで拡散するマルウェアを報告 – インターネットコム.
仮想マシン上にコピーして拡散とは中々面白い挙動をしますね。さて被害のほうですが「キーストロークを記録し、クリップボードのデータを盗み取り、Web カメラを記録し、インターネットトラフィックを監視し、スクリーンショットを撮る」だそうです。