Red Hat Enterprise Linux 10.0に更新

自宅PCをRed Hat Enterprise Linux 9.0に更新しました。

更新手順

RHEL 9 から RHEL 10 へのアップグレード

アップグレード後WordPressに以下のエラーが出ました。

‘/wordpress/wp-content/object-cache.php’を削除すると起動しました。

また、詳細なエラー情報を表示するにはwp-config.php中
define( ‘WP_DEBUG’, true );⇨define( ‘WP_DEBUG’, false );
とするとエラー情報が出てきます。

今回MySQLの更新もあり、一時的に過去のデータベースを消すこととなりましたがバックアップを取っていたおかげで復元できました。
wordpressのバックアップとして「UpdraftPlus – バックアップ/復元」が便利です。
これまで文字セットをuft8mb3を使っていましたが、復元に合わせてutf8mb4で構築し直しました。

utf8mb3 文字セットは非推奨であり、将来の MySQL リリースで削除される予定のようです。

10.9.2 utf8mb3 文字セット (3 バイトの UTF-8 Unicode エンコーディング)

Windowsのhostsファイルを規定に戻すには

hostsファイルを触ることも人によっては無いのかもしれませんが、挙動がおかしくなった場合のリセット方法が以下のリンクにあります(リセットと言っても新しくファイルを作ることになります)。

Hosts ファイルを既定にリセットして戻す方法

本来はバックアップを取って行うべきでしたが、最新のものしかバックアップをしておらず、何回か前に修正したものがエラーの原因だったため、今回リセットを行いました。しかし最近のメモ帳は高機能化した所為か、元に戻る操作を行うと別の行に対象の文字列が挿入されたり、カーソルと別の個所に文字が挿入される上保存される前に一度閉じると保存の要否を聞かれず勝手に保存されるなど、使い勝手が悪くなっていますね。

Windows 10 拡張セキュリティプログラム(ESU)の登録が開始

Windows 10の拡張セキュリティプログラム(ESU)の登録が開始されたようです。

個人ユーザーは基本的に30$でサポート終了時(2025年10月14日)から1年間(2026年10月13日まで)延長されるそうですが、以下の条件で無料になるそうです。

・Windows バックアップで設定をクラウドに同期
・Microsoft Rewardsの1,000ポイントで交換

この中ではMicrosoft Rewardsの交換が一番使い勝手が良さそうですが、ポイントは有限なため、自分が所有しているPCでいくつかWindows11へアップグレードできない端末について、どれで試そうか悩みどころです。1台は必要要件を無視してアップグレードしたものもあり、今後そちらのアップデートの対応がどうなるかというのもありますが、そろそろ新調したほうが良いかもしれませんね。

因みに既に登録を試しているサイトもありますのでご参考までにリンクを添付します。

情報源: タダで「Windows 10」を1年間延命できる「ESU」の登録が開始されたので試してみました – やじうまの杜 – 窓の杜

Windows 11プレビュー版でVistaの起動音が鳴ってしまう不具合

Windows 11プレビュー版でVistaの起動音が鳴ってしまう不具合があったようです。不手際だったとしても未だにVistaの起動音が配信される環境下にあったことが意外でした。因みに個人的には2000の起動音が好きです。

 Microsoftは、13日より提供開始したWindows 11のプレビュー版において、Windows Vistaの起動音が再生されてしまう不具合があると報告した。

情報源: Windows 11なのにVistaの起動音が鳴ってしまう不具合。プレビュー版で発生 – PC Watch

Windows 10アップデートにおけるBitlocker回復画面が繰り返し表示される不具合

 米Microsoftは19日、特定環境のWindows 10において、Bitlocker回復画面が繰り返し表示される不具合があると報告した。定例外更新プログラムの適用で解決する。

情報源: Windows 10でBitlocker回復画面が繰り返し表示される不具合。修正プログラムを配信 – PC Watch

特定環境においてWindows 10のアップデート更新プログラム「KB5058379」を適用するとBitlocker回復画面が繰り返し表示される不具合が発生する事象が発生しており、対応のための定例外更新プログラム「KB5061768」が公開されているとのこと。ただ自動更新は6月の定期更新を予定している様です。Bitlockerは、回復キーの管理を誤ると復旧ができなくなる場合もあるので、個人利用では使用していませんが、こういった問題もあるのですね。

一家に1枚「量子と量子技術 量子コンピュータまでの100年!」

 量子の不思議な世界や、人類の活用をひもといたポスター「量子と量子技術 量子コンピュータまでの100年!」が完成し、文部科学省が公開した。学習資料として毎年作成する「一家に1枚」シリーズの第21弾。

情報源: 不思議な「量子」を人類の味方に 一家に1枚ポスター、科技週間で新作 | Science Portal – 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

 

文部科学省が、学習資料として毎年作成する「一家に1枚」シリーズの第21弾として「量子と量子技術 量子コンピュータまでの100年!」を公開しています。自分が子供の頃は学習資料としても量子関係の話は聞きませんでしたが、最近は量子コンピューターがニュースに上がるなど、より身近な存在になっているように感じます。

Windows11の対応CPUについて

先日一部界隈で話題となっていたOEMへ搭載されるIntel CPUのサポートが一部変更になった件ついてです。

情報源: Windows 11 24H2 でIntel 第10世代までサポート対象外となったのは新規のOEM製PCのみ。既存ユーザーは問題なく使用可能

記事に有るとおり現在使用しているユーザーには関係ないですが、このタイミングでのCPUリストの更新はWindows12の要件を睨んでのことなのか気になるところです。

KVM上で動作しているWindows11のクラッシュに対する対応その2

KVM上で動作しているWindows11のクラッシュに対する対応

以前、KVM上で動作しているWindows11のクラッシュが頻発していたことを記事にしましたが、原因が判明しました。

前提として使用環境がKVMでゲストOSを2つ使用していて、それぞれグラフィックボードをパススルーして使用していました。今回一つのグラフィックボードを外したところ、クラッシュが収まりました。改めて電源環境を見直したところ、ケーブルを不適切に分岐させていたことが分かりました。電源の総容量に対しては余裕があり、ホストごと落ちることも無かったため気づくのが遅れました。いずれにせよ不適切な電源構成は故障や事故につながる可能性があるため、今後は気をつけたいところです。

光格子時計

1秒 超高精度で1秒を刻む「光格子時計」の装置容量を、従来の920リットルから約4分の1にあたる250リットルまで小型化することに、東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授らのグループが成功した。重さは

情報源: 超高精度で1秒を刻む「光格子時計」を小型化、東大など 「秒」の再定義へ | Science Portal – 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

1秒の定義は計量単位令別表第一に「セシウム百三十三の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の九十一億九千二百六十三万千七百七十倍に等しい時間」と定められているようにCs-133から放出する特定の電磁波から決定されています。高校物理を履修された方は馴染みが有るかもしれませんが、電子がエネルギー準位を変えた際にそのエネルギー差に応じた波長の電磁波を出します。エネルギー差をΔE、プランク定数をh、振動数をνとしてΔE=hνと表せます。一般的に速度vの波に対する波長λと振動数fの関係はv=fλと表されるので、電磁波の場合、速度は光速のcとするならば、ΔEのエネルギー差に対応する波長は、λ=c/ν=ch/ΔE。また、ΔEのエネルギー差に対応する振動数は、ν=ΔE/hとなり、振動数が1秒間あたりの振動回数なので、周期Tは、T=1/ν=h/ΔEと表される。これを九十一億九千二百六十三万千七百七十倍したものが1秒と定めています。今週末は大学入学共通テストが(私の頃は大学入試センター試験と呼ばれていましたが)行われるとのことで、昔のことを少し思い出しました。

さて、この記事に上がっている光格子時計は、原子にレーザーを当てて吸収される電磁波の振動数から1秒を算出するそうですが、その誤差が現在の宇宙年齢の年数経過してもで数秒とのことで、新たな1秒の定義に用いられる可能性があるとのこと。今回の記事はその時計が小型化したとのことで写真を見るにディスクトップパソコンと同じくらいのサイズですね。また島津製作所が商用化を担うとのこと。精度も高くスカイツリーの上下に置いたところ一般相対性理論で示す重力差による時間のずれの測定もできたとのことです。そのため、地質の密度の違いによる重力の違いから地質調査に用いられる可能性もあるとのことで、今後の用途に着目したいところです。