Virtual Machine Manager(VMM) でのグラフィックボードのパススルーについて

現在KVMでWindows7を仮想化して使っていますが、管理ツールとしてVirtual Machine Manager(VMM)を使っています。
ただ通常の設定ではグラフィックが弱くAeroが使えないので、グラフィックボードをパススルーして使いました。
使ったグラフィックボード:Radeon R5 230
ホストOS:Scientific Linux7.2
以下手順
1. /etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist drm
blacklist radeon
blacklist snd-hda-intel(2018/12/1追記)
2. VMMの設定としてハードウェアの追加から以下の2つを追加
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos [Radeon HD 6450/7450/8450 / R5 230 OEM]
Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] Caicos HDMI Audio [Radeon HD 6400 Series]
3. 起動
グラフィックドライバは排他的になる様で、VMM上の画面が止まった段階でグラフィックボードに処理が投げられている。
その他
事前にIOMMUを有効化しておく
パススルーの設定をする前に、グラフィックボードのドライバーをゲストOSにインストールしておく。
blacklist.confの追記はグラフィックボードがホストOS側で使われないように、カーネルモジュールをロードしないようにするために行うため、lspciコマンドで関連するドライバを探しリストに追記するが、snd-hda-intelを追記するとホストOSで音が出なくなる。
パフォーマンスはこうなりました。
パフォーマンス
ところでこの設定は1年程度前に行ったもので所々うろ覚えとなっています。
そのうちホームページで備忘録として公開しようと思っていたのですが、取り掛かるまで結構時間がかかりました。
2016年7月24日追記
ゲストにWindows10を入れたところ、別途グラフィックボードのドライバーをインストールすることなくグラフィックカードが認識されました。
2018年12月2日追記
/etc/modprobe.d/blacklist.confに以下を追記
blacklist snd-hda-intel
これを入れないと時々ゲストのシャットダウン時にホストがクラッシュします。